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経済学研究院長あいさつ
 
 
 
 山本健兒前研究院長を引き継いで、2015年4月1日より経済学研究院・学府・学部の運営を担うことを経済学研究院教授会より委ねられました。以下では、経済学部・学府に在籍する学生・大学院生、そして受験生とその保護者、本学部・学府卒業生、さらには在籍学生・大学院生の関係者の皆様に、本経済学部・学府の現在を伝えると同時に、本学部・学府のこれからに向けての取組についても述べたいと思います。




 
経済学研究院長(経済
学部長・経済学府長)
磯谷明徳
 
九州大学経済学部は、2014年に創立90周年を迎え、日本の大学でも有数の長い伝統を持つ経済学部の一つです。
 
 九州大学経済学部は、わが国でも有数の長い伝統を持ち、1924年に九州帝国大学法文学部経済科として発足して以来、2014年には創立90周年を迎えました。この間に、経済学部、大学院修士課程・博士課程を巣立っていった人びとは、優に1万7千人を超えています。民間企業、そして学界や官公庁にも多くの優れた人材を輩出することによって、日本経済の発展に貢献するとともに、教育・文化、ひいては日本社会全体の発展に貢献してきました。本学部・学府は、先輩たちが築いてきたこの伝統を受け継ぎ、ますます変化を速め複雑化・多様化を増しつつある現代社会のなかで、経済の動向を的確に把握し、創造的な問題解決能力を持ち得る人材を育成することを目標としています。
 
 
経済学部には、1000名を超える学生が在籍し、入門科目、基本科目、そして専門性の高い科目へと、学年の進行とともに積み上げていくカリキュラムが提供され、それと連動して1年次から4年次までの継ぎ目のない独自の修学指導が実施されます。
 
 学部では積み上げ方式のカリキュラムが提供されるとともに、すべての学年に対して小人数の演習(ゼミナール)が開講され、自らの学習目的に沿ったゼミナールを選択することができ、小人数編成によるきめ細かな教育が提供されます。さらに経済学部には、ユニークな修学指導の体制があります。修学指導は、年2回実施され、1年次の前学期終了時には、1年生全員に対する面談が実施されます。そこで把握された学部生の修学状況は、「修学カルテ」と呼ばれるものによって、3年・4年次の演習の指導教員に引き継がれます。経済学部には、「学部・学府一貫教育プログラム」という独自のプログラムがあります。3年前期までに優秀な成績をおさめた学生、ゼミ指導教員からの推薦を受けた学生が、このプログラムに応募でき、プログラム参加を認められた学生は、4年次から大学院講義を受講でき、修士課程特別選抜試験を受験することができます。このプログラム生は、経済学士と経済学修士の両方を、最短3年で取得することができます。
 
 
大学院経済学府には、現在では約230名の大学院生(その内の約100名が留学生)が在籍し、アジアをはじめとする全世界から優れた資質を持つ学生を募り、高度な専門研究者、専門職業人の育成を目指しています。
 
 九大学院経済学府は、ビジネス・スクールである産業マネジメント専攻が2003年度に開設されて以降、経済工学、経済システム、産業マネジメントの3専攻からなっています。経済工学専攻は、学部経済工学科とともに、文系や理系といった既成の枠組みにとらわれない文理融合型の教育の実践が目指されており、大学院の研究指導においても、より高度な数理的・計量的分析の手法や統計・情報解析の手法の開発・使用が重視されています。また経済工学専攻には、2008年秋に「経済学国際コース」が開設され、英語によるカリキュラムが運用され、英語のみによる学位の取得が可能になっています。経済システム専攻は、高い専門性のみならず、広い問題関心と鋭敏な現実感覚、複合的な分析能力を身につけ、国際的に活躍できる研究者、専門職業人の育成を目指しています。この専攻においても、日本語能力が十分なレベルに達していない留学生のために、英語対応可能な複数の授業科目が開設されています。産業マネジメント専攻は、新時代の産業社会を担うビジネス・プロフェッショナルの育成を目指しています。特に、産業マネジメント専攻では、アジアの有力ビジネススクールとの連携の下、「アジア・ビジネス・プログラム」というユニークな取組を推進しています。
 
 
90年の伝統を引き継ぎ、創立100周年に向けての新たなチャレンジを!
 
 社会科学の一分野としての経済学が自然科学と違う点は、自然科学が何らかの物質に関する科学であるのに対して、経済学は単なる物質ではなく、あくまでも人間の社会的行動に関連する科学であるという点にあります。人間の社会的行動についての分析に際しては、とりわけ問題の発見や理論の設定において、人びとの価値観や目的意識が強く反映されるという側面を持つことになります。人びとの価値観や目的意識というのは、個々人で大きく違いますし、またそれぞれの時代によって変化します。人間の価値観や目的意識の違いを研究するのは、道徳哲学や論理学の役割だということになりますが、経済学の源泉を辿ると、経済学は道徳哲学の一分野から派生して誕生したことがわかります。経済学は、その誕生以来、一方で自然科学と同じような科学であることを目指してきました。しかし、他方でそれは個々人の価値意識や目的意識を重視する道徳哲学的な基礎の上に築かれてきたこともまた事実です。したがって、経済学は、科学的側面と道徳的(モラル・サイエンス的)側面の両側面を持つ学問体系です。経済学を初めて専門的に学ぶ学部生に常に意識しておいてもらいたいのは、経済学が有するこの2つの側面についてです。学部2年次生までの経済・経営に関わるリテラシー科目の履修を通じて、数理的・数量的手法をきろんと学習することは極めて大事です。それによって、確実に論理的な思考力が鍛えられるからです。しかし、経済学を学ぶ上で大切な能力というのがこれだけで十分かというと、決してそうでないと考えます。現状の経済、社会の仕組みを大きな視野から理解し、かつそれを自分なりにきちんと整理をし、自らの言葉で表現できる能力も必要です。こうした能力は、思想や哲学といった人文的な分野や叙述的なアプローチを採用する分野のものに数多く触れることによって身につくものだと思います。このことは大学院生にも等しく当てはまります。いざ自らの研究テーマに関わる専門論文を書くという段になった時、未だ熟しておらず錯綜した段階にある思考をきちん整理し、それを適切な言語によって表現できる能力がなければ、論文執筆に際しての問題意識は決して明確にならず、優れた論文の完成にはつながらないからです。
 
 2014年は本経済学部の創立90周年の年にあたり、それを記念しての講演会が計4回にわたって行われました。国内外からお出でいただいた講演者によって語られたことの通奏低音をなしていたのが「グローバル化」でした。21世紀に入り新たな段階に入ったグローバル化は本学部での教育のあり方にも様々な課題を突きつけているという認識の下、本経済学部は、学部課程内にグローバル人材育成を目指す教育プログラムである「経済学部グローバル・ディプロマプログラム(GproE)」を設置することを決定しました。このプログラムで育成を目指すグローバル人材とは、「新時代のグローバル化に対応可能な経済学の専門的知識を体系的に備えた人材」です。したがって、このプログラム生として選抜された学部生に対しては、これまでよりも一段と高い専門性と英語等でのコミュケーション能力、プレゼン・ディスカッション能力などの付与が企画されています。2015年度からは、この新しい教育プログラムの一部を試行することを検討しています。10年後の経済学部創立100周年に向けて、新時代のグローバル化に対応しうる経済学部・学府一体となった新しい教育研究の仕組みを、経済学部・学府・研究院に関係するすべての皆様とともに作りあげていきたいと思います。
 
 
 
 
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