卒業生・修了生からのメッセージ

玉理 早紀

玉理 早紀さん

TAMARI Saki

九州大学 経済学部 卒業(2016年3月)

日本銀行

九州大学で過ごした日々が、私を社会でも力強く歩んでいけるよう育ててくれたと卒業した今、実感しています。

大学時代、課外活動であるオーケストラに夢中だった私ですが、そんな私に稲妻が走ったのが学部3年次より始まるゼミ活動です。たくさんの知識を暗記して勉強していた高校までの勉強とはまた違った、「学ぶ」ということの面白さをここで知ることができたからです。私の所属したゼミでは、「学ぶ」ために必要となる、情報を集める力・正しく読み取る力や根拠に根差した理論で意見を組み立てていく力を、3年次の1年間かけ、仲間と切磋琢磨しながら学んでいきました。4年次には、各々の設定したゼミ論文のテーマについて、自らの知的好奇心を動かし、能動的に学びを深めました。研究に対して様々な視点から仲間の意見をもらい、ディスカッションする中で、より広い視野で研究を深められたという経験は、大学のゼミならではの醍醐味だったと感じています。

ゼミで培った力は現在の仕事にも活きていると思っています。大学卒業後、私は日本銀行へ入行しました。皆さんが安心してお金を使い、生活できるよう、私たちは日々幅広い業務を遂行しています。どのような業務に携わるときでも、情報を正しく理解し、他者に正しく伝える力や論理的な思考の組立て方は必要とされ、現在も仕事を通して学び続けているところです。

大学では多くの出会いがあり、その1つ1つがかけがえのないものです。就職活動において悩んでいた私へ、「正しい道を選択するのではなく、選択した道を正しくしていく」大切さをゼミの担当教授であった篠﨑先生は教えてくださいました。この言葉は今でも私を支える言葉です。九州大学での学びや出会いを糧とし、これからも社会に貢献していく道を歩んでいくために努力していきたいと思います。是非、皆さんも九州大学での学び、出会いを通して、皆さんの道を力強く歩んでいってください。

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