與倉 豊ゼミナール

担当教員
與倉 豊

経済学研究院 産業・企業システム部門 産業システム講座

研究テーマ
  • 産業集積論
  • 地域イノベーション
  • 経済地理学

【ゼミの概要】
・ゼミでは地域経済や産業地域をめぐる様々な現代的テーマ(題材)に関して,「経済地理学」を土台とした研究を遂行していきます.経済地理学は経済活動の地理的な側面に光を当てる学術分野なので,対象地域も対象産業もいろいろなものが考えられます.担当教員は製造業の研究を専門としていますが,農業や商業,観光業,また対象地域も農山村から大都市まで広く関心を持っています.ゼミを通して学生の皆さんに経済地理学の懐の深さを伝えたいと考えています.

・ゼミは3・4年生合同で行いますが,3年生は事前に指定する経済地理学関連の学術論文に関して,レジュメを作成し,報告します.またゼミ指定教科書の『地域分析ハンドブック』を用いて,基礎的な統計資料の収集・分析など,地域分析の手法について学び,分析成果について発表します.なお,年度末のゼミ最終回を締め切りとして,地域分析レポートの提出を課しています.

・4年生は各自で設定する研究テーマに関連した文献報告を行うとともに,対象地域,対象産業の調査を行い,研究の進捗状況について報告します.以上の成果として,各自がゼミ論文(卒業論文)を提出し,年度末には研究室の大学院生も含めて,発表会を実施します.

【ゼミの進め方】
・演習形式で行います.文献報告においては,報告者以外も事前に取り上げる論文を読み,論文に関する疑問,コメントなどをMoodle(九州大学eラーニングシステム)にて提出してもらいます.参加者全員が論文を読んでくることを前提としてゼミを進めますので,質の高いディスカッションを行うことが求められます.

担当教員の研究や「経済地理学」の内容について詳しく知りたい場合は,以下の文献を参考にしてください.

  • 與倉 豊(2017):産業集積のネットワークとイノベーション,古今書院.
    與倉 豊(2017):産業集積のネットワークとイノベーション,古今書院.
  • 松原 宏(2006):経済地理学,東京大学出版会.
    松原 宏(2006):経済地理学,東京大学出版会.
  • 経済地理学会編(2010):経済地理学の成果と課題 第Ⅶ集,日本経済評論社.
    経済地理学会編(2010):経済地理学の成果と課題 第Ⅶ集,日本経済評論社.
  • 松原 宏編(2013):現代の立地論,古今書院.
    松原 宏編(2013):現代の立地論,古今書院.
  • 経済地理学会編(2018):キーワードで読む経済地理学,原書房.
    経済地理学会編(2018):キーワードで読む経済地理学,原書房.
  • 半澤誠司・武者忠彦・近藤章夫・濱田博之編(2015):地域分析ハンドブック,ナカニシヤ出版.
    半澤誠司・武者忠彦・近藤章夫・濱田博之編(2015):地域分析ハンドブック,ナカニシヤ出版.
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