左近 幸村ゼミナール
- 担当教員
- 左近 幸村
経済学研究院 国際経済経営部門 国際経済分析講座
研究テーマ
- ロシア帝国論
- ロシア経済史。特に海運
- ロシア極東の歴史
2023年度の4年生ゼミでは、アダム・スミスの『道徳感情論』と『国富論』を、3年生のゼミでは、塩川伸明の『民族とネイション:ナショナリズムという難問』(岩波新書)を読んだうえで、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体:ナショナリズムの起源と流行』を読みました。アンダーソンの本は難解ですが(実は大学の先生でも「誤読」している人が結構いる)、ナショナリズムの古典となっている本なので、挑戦してもらいました。
経済学部のゼミで、ナショナリズム関連の本を読むのは珍しいかもしれませんが、このような選択をしたのは、私が専門とするロシアや東欧の歴史を理解するには、経済史であっても、ナショナリズムとは何かを、ある程度理解してもらう必要があるからです。2024年度以降は、3年生のゼミの延長で進めていく予定ですが、より経済史に比重を置くかどうかは、ゼミ生の顔ぶれを見て決めます。
ゼミ以外だと、2023年度は、イギリス帝国史の歴史を経済史の観点から解説する「経済史Ⅱ」や、外国書購読などを受け持っています。
ファイル
関連サイト
左近 幸村ゼミの更新情報
タイトル | 公開日 |
---|