安田 聡子ゼミナール

担当教員
安田 聡子

経済学研究院 産業・企業システム部門 産業システム講座

研究テーマ
  • イノベーション・マネジメント
  • オープン・イノベーションと産学連携
  • 高度人材の国際移動とイノベーション

ゼミではイノベーションについて学びます。新技術が誕生して財(製品・サービス)となり、それが普及して経済価値を生み出し、企業経営や人間生活にまで影響を及ぼす長い過程を「イノベーション・プロセス」と呼びます。このプロセスを「知識創造」、「価値創造」、「価値獲得」という3局面に分け、各局面固有の問題について調査・分析を加えるのがイノベーション研究です。有名な「オープン・イノベーション」論は知識創造局面におけるマネジメントを論じたものです。ビジネス・パーソンに人気の「破壊的イノベーション」は価値創造と獲得に関する議論です。担当教員自身は「知識創造-価値創造」の境目に注目し、モビリティ(機械や人材の移動)が技術の誕生と普及にどのような影響を与えているのかを調査していますが、多様なバックグラウンドを持つ研究者との交流を通して、イノベーション・プロセス全体を念頭に置きながら研究を進めています。

こうした研究をしているので、最新技術やヒット商品には常に敏感であろうと心がけていますが、昭和世代のため世の中についていくのは大変です。インスタの登録はしたものの、フォローしているのはNHKだけ、ABEMAをみても何が面白いのかさっぱり分かりません。スマートウォッチを買ってはみたものの、機能が多すぎて使いこなせません。このように「イノベーティブでありたい」と奮闘し苦労している教員を助けてくれる先端的な学生、対照的に古いモノが好きな学生、なんでも普通が良いまったりした学生、海外志向の学生、地元大好き学生など、多様な学生を集めて、互いの価値観を理解し許容しあう「居心地の良い学びの共同体」を創りたいと思っています。

  • 関西学院大学との合同ゼミ「デザイン思考を実践してみよう」(2023年6月)
    関西学院大学との合同ゼミ「デザイン思考を実践してみよう」(2023年6月)
  • 教員の著作『アメリカ産業イノベーション論』
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  • 教員の著作『変貌する日本のイノベーションシステム』
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  • 安田ゼミのInstagramです。ゼミ生一人ひとりを紹介しています。
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