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ゼミ説明会(2011年度)

2月21日(月)15:30〜16:30  場所:経済510A
         
2月24日(木)11:00〜12:00  場所:経済510A

 


 今更何を大上段に、と言われてしまいそうですが、ゼミとは何かという点について私の考えを書かせてもらいます。私の学生諸君(特に2年生)に対する一番大切なメッセージは、大学という場所に折角いるのですから、研究ってエキサイティング!とゾクゾク実感する機会を味わって欲しいということです。大学はやっぱり高校までの教育機関と は全く違うのです。もちろん大学にも高校までと同様に、講義授業という教育方式があります。こうした講義授業も、もちろん大切な勉強です。しかしそうした講義授業は、実はその後にゼミ活動が続いてこそ意味があるのです。思い切った言い方をすれば、ゼミ活動を成功させるための基礎知識を講義授業で得るという位置づけなのです。

大学は学生諸君にとっての教育の場であるとともに、研究室という場で教員と大学院生、そして学部生がチームを組んでともに研究をする場でもあります。つまり皆さん、大学生は授業を聞いて教育されているだけでは「物足りない!」と思って欲しいのです。「俺、私をまだ高校生扱いしているのか!?」と怒って欲しいのです。私に言わせれば、充実したゼミ活動を経験することなく大学を卒業してしまうことは、目の前に与えられた珠玉のチャンスをみすみす逃してしまっていると思えます。


堀井ゼミは、色々なチャンスをゼミ生に提供することができるように作り上げていきたいと思っています。詳しくはホームページ「ゼミについて」の内容を見て欲しいのですが、人から教えられるだけではなく、教わった事柄を土台に新しい事実を発見し、その発見を理論的に整理する一連の作業、これこそ研究なのですが、それを満喫してもらいたいと思います。しかも一人ではありません。私もいますし、大学院生(研究生)、そして4年生、更に同学年のゼミ友もいます。一緒に何かを作り上げる共同作業の経験は今後の皆さんのキャリアを積んでいく上でも基盤となることでしょう。そして何より、堀井ゼミはバックグランドの異なる学生たちの国際共同研究の場となるはずです。一緒に時間と目的を共有した外国の友達が出来るって素晴らしいことだと思いませんか。


ゼミは中国の産業分析を一応メインテーマに掲げています。もちろんそれから多少外れるテーマであっても新規に提案してくれるのは大歓迎です。中国語を話せたり、読んだりできれば、オリジナルな研究成果を出せる可能性が高まるので、素晴らしいことですが、ゼミに入る時点では必ずしも必要ではありません(また入ゼミ後も本人の希望がなければ別に中国語の勉強を強制することはありません)。ひとりひとりが多種多様な得意分野を持っていて、それを持ち寄ることで全体の能力がアップするというのが理想です。


私はゼミに入ってくれる学生を研究室のスタッフとして扱います。私の研究室は「産業構造」研究室で、つまり「産業構造」に関わる幅広い事象の解明を進めることが期待されているというわけです。私の前任者の先生もこのテーマを研究されてきたのでしょうし、私も定年まで30年足らず、今後このテーマの解明に努力して、また後進の先生にバトンタッチするわけです。大学の研究室というのは、そうした営々と続く、真実に近づこうとする取り組みの場なのです。私は差し当たっては「中国産業」の研究を「産業構造」のサブテーマとして設定しています。こうした遠い、大きな目標に向かって一緒に頑張ってくれる、やる気のある学生諸君の応募を期待しています。


また質問やとりあえず話しをしてみたいという学生諸君は是非研究室を訪ねてください。
但し、1月〜3月は多忙で研究室を不在にしていることも多く、事前にメールでアポイントを取るようにしてください。


アドレスは、horii@en.以下九大メールアドレス、です。