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8月31日(1日目)

★福岡→大連

福岡を発って1時間ほどで飛行機の窓から陸地を見ることができた。
意外にも、大連へ福岡空港から飛行機に乗り約1時間で着く。
地図を見ればわかることだが、東京よりも大連との距離は近い。



着陸して早速中国……と
思いきや、不慣れな入国審査にやや戸惑い
四苦八苦しつつも入国完了
早く出てきたはずが、いつの間にか乗客の最後あたり(おそらく最後)になっていたけれど……

★大連国際空港→ホテル

国際空港はやや寂れて…というか活気があまりない空港だった
日本の地方空港みたいなものだと想像すれば容易かもしれない
外に出てみると日本と湿度が少し違う? のかどうかはよくわからないが
中国の空気を肌で体感
車に揺られながらホテルを目指すことになるのだが、早速中国の洗礼を受ける
運転が粗すぎる
クラクションが鳴り響くのは当たり前のことで
2車線を3車で並走したり、渋滞に痺れを切らして追い越しに反対車線を使ったり
日本なら1日で免停を覚悟せざるを得ない運転に一同驚愕。
数日すると、みんな荒い運転には慣れはしたけれど、やはり危ない。


★ジェトロ大連事務所



ホテルに荷物を置いて早速研修旅行の大きな目的(?)である企業訪問
最初に、日本の独立行政法人である日本貿易振興機構(JETRO)の大連事務所でお話を聞きました
主に大連市の概況についてお話を伺うことができた
大連は日本と縁があるせいなのか、日本人も多いそうだ
更に語学大学があることから日本語を話せる現地の人も多いらしい
それ故に日本語を用いるような業務がアウトソーシングとして大連に日本から流れている
ソフトウェアパークと呼ばれるITの集積地の開発も進み,都市としても非常に伸びがあるところだそうだ

★1日目終了



初日は無事終了……かと思いきや
ホテルで少々トラブル発生、ここでは割愛させていただくが
はたから見れば非常に面白いトラブルだった。詳しくはゼミに入れば聞けます。

9月1日(2日目)

★大連富麗華国際旅行社

2日目の初回の研修は旅行社さんへのインタビュー。
「中国から日本への旅行」を主なテーマにしてお話を伺うことができた。
近年、やはり日本への旅行は増加傾向にあるそうだ。
というのも、日本への旅行が従来ビザ取得の関係で制限されていたのが
団体のパック旅行を使うことで日本へ渡航しやすくなったからだ。
個人旅行も解禁されているのだが、出稼ぎ目的の人間をスクリーニングするために
一定以上の年収という条件がある。
団体旅行については条件なしかと思いきや、現にそういった行方不明者を出すと
旅行社もおとがめなしというわけにはいかないため、団体旅行においても旅行社の方で
そういった人を事前に外すということはやっているらしい。
長年の経験と勘がなせる業だろうか。
中国の若い女性はそういった背景から日本へ旅行に行くのは少々不利な様子らしい。

それでは、中国人の日本ツアーとはどういうものなのか!?
簡単に言うと関西国際空港に入って、成田を出る
つまり、大阪・京都・東京を数日で駆け巡る弾丸ツアーのようだ
とにかく多くを回りたいというのがツアー客の需要らしい
そして、中国人は旅行先でお金を消費するのが国民性(?)のようでお買い物が大好き
免税店など買い物をできる場所は必須な模様


★星海公園

次の訪問先までやや時間が空いたので休憩も兼ねて海の綺麗な公園へ
公園に入るやいなやビーチが広がって綺麗な海を見ることができた
そして、なぜかバンジージャンプ台も……
前日から飛ぶはずだった(強要された……)ゼミ生のコンディションが悪く
残念ながらもバンジー実現ならず。というか、中国のバンジージャンプって安全!?
失礼ながらも一抹の不安はゼミ生誰もが拭えない様子だった
その傍らで現地の人は飛んでいました。とりあえずひもは切れていなかったみたい。
バンジージャンプ以外にも露天、お化け屋敷や射的が並んでいたりと
日本の縁日のような風景が広がる公園だった。
大連は海が非常にきれいで、逆に上海など南へ下ると汚染が非常に進んでいるらしい.





★Whenever編集部

公園で憩った後はWheneverという
大連のフリーペーパーの編集部にお邪魔させて頂いた。
Wheneverは大連在住の日本人向けのフリーペーパーで、すべて日本語で書かれている。
今回は編集長さん直々にお話を伺えた。
大連には日本語で書かれたフリーペーパーが4誌あり
非常に競争が激しい状態になっている。
しかし、そんな中でWheneverは綿密な取材
個性ある企画で取り分け独自性を貫いている
Wheneverを読ませて頂いたが、そこらの有料タウン誌と遜色ない。
一方で他誌はお店の広告を載せているだけのものもあったりだそうだ。
編集長さんは非常に自社の記事に自信を持っておられた。
Whenever編集部へ訪問した日はちょうど発行日だったらしく
配達等で外に出られている人も多かったようだ


★天健網の方と面会

元大連日報の方で、今は天健網という会社でニュース系のウェブサイトを編集している方にお話を聞かせていただきました
近年、ウェブサイトの普及によって新聞の立場が危うくなっているのは日本も中国も同じようだ
ニュースサイトがあるせいで新聞を読まない人が増えているのは
どこの国にも言えることで、ネットの凄さを改めて実感する
しかし、その一方で新聞を読む人々はほとんど変わっていないのが現状で
売上自体はそれほど落ちていないらしい
新規消費者の獲得が問題になるのだが
そこは敢えて新聞を押すのではなく
有料会員として携帯などへ新聞を配信する試みがあるようだ

★2日目終了

3社訪問で有意義な反面非常に疲れた
食事の後に大連の屋台へ出発
天神・中洲の屋台みたいなものがずらーっと並んでいました
著者はそこで虫を食べるはめに
他にも色々おいしそうなものはあったけれども……
感想としては液状のレバー
一緒に食べた留学生曰く味はオレンジジュース
いや、流石にそれはないだろ
味としては食べれるけども見た目がアレなだけに今後は好んで食べようとは……
でも、チャレンジ精神旺盛な方にはオススメかもしれない


9月2日(3日目)

★ロシア街
本日は移動日なので大連では企業訪問は無し
朝からロシア街に遊びに行った
ロシア街というだけあってやはり中国らしからぬ古い建造物が並んでいた
露店も非常に多く、ゼミ一行以外の観光客の姿も多く見られた
華やかというほど華やかではないけれども
やや裏に入ると非常に寂れた区画もあり、中国の裏側を垣間見ることもできた

★大連→瀋陽
早速トラブル発生…
荷物を乗せて運んだタクシーとゼミ生を乗せたタクシーとがはぐれました
大連駅は北口と南口(ひょっとしたら、西と東?)に分かれており
それぞれ正反対の乗り口に到着
若々しい3年生が走りまわってくれたおかげで捜索完了し事なきを得た
無事電車に乗ることができ、4時間揺られて瀋陽へ



大連編(8月31日〜9月2日)
 
    
瀋陽編(9月2日〜6日) 
       
上海編(9月6日〜9日)